無意識と芸術

2015年2月2日

自分にはできない芸術への憧れか。

日本の芸術大学の最高峰の東京藝術大学へ遊びに行ってきたので、思ったことを綴ります。

 

デザインとアート

芸術への知見がない者が書くのもあれだが、
デザインは問題解決、アートは問題提起と言われることがあるらしい。

また、アートの中でも観てもらうための芸術と普段の無意識を感じて知ってもらう芸術があるらしい。

前者は絵画とか、人間が目でみた人物や情景や空想の世界を、様々な手法で描き、作品として伝える。
それは作者が作成時点に描くゴールがあり、そのための手法手段を選び、細かいニュアンスを伝えながら、目に見えるものを表現していく。

これまでの積み重なった芸術の歴史の流れも影響を与えている。

ポール・セザンヌのりんごの絵

後者は人間が感じている部分や無意識の中を形に表し、それに気付かせる作品がある。
作成者も制作前から意図を持って始めるが、具体的なゴールが見えない。

制作中もプロトタイプなど自身が生み出した内容からフィードバックを得ながら、舵を切りつつ、作品を磨き上げていく。

まばたき証明写真 by 鈴木康広

無意識を表現する芸術というのは目に見えない部分を形や場に表すことであり、その意図の解釈や注意が向かないとなかなか解釈ができないことがある。

そして、これについて論理的に説明ができないことが多く、特に日本では芸術という文化の地位が低く見られがちなんだと思う。

「芸術ってよくわからない」

の一言で片付けられる。

無意識と芸術の結びつき

アート分野の方々と話してみると、この無意識を言葉で説明しつつ、試行錯誤を繰り返しながら生み出している様子がよく分かる。

言葉でない作品に思いを込め、表現し、その場で感じ取ってもらう難しさに苦しむ。

なんとなくこれは人間が新しい体験に気づいたり、振り返ったりする事に近い事象な気がする。

なので人間の心は分野は違えど、根底は似たような感覚に心を揺さぶられるのではと思った。

そんな人間の無意識と芸術の関係に素人ながら興味をもってしまったので、これを読んで見ようかと思う。

ユング「創造する無意識」

大学の心理学の授業で勉強したぶりにコレ系をインプットする気になっている自分にも驚いている。

こういった出会いだから勉強は辞められない、人との出会いは楽しい。。。

無い物ねだりなのか、憧れなのか。
単純に絵が上手な人も尊敬するな、いいなー。


 難関の東京藝術大学の倍率が凄い

さて、こんな流れで芸大へ入学するのって大変と聞いていたが、ちょっと調べてみると東京藝術大学の倍率が凄まじくてびっくりした。

11.7倍。

他の芸大の3〜4倍の倍率で1−2浪は当たり前らしい。
特に油絵学科は約20倍。。。

参考:有名美大の合格率→http://www.daddo.jp/?p=4482

 

ちなみに人気の私立大学では下記の通りなので、募集している人数が少ないこともあるが、東京藝術大学の競争率が半端でないことがわかる。

首都圏・私立大学人気ランキング2013

 

最後に、

今回、遊びに行ってきたのはこれでした。
知らないところへカメラを持って遊びに行くのは楽しいですね。

第63回 東京藝術大学 卒業・修了作品展

その日に気ままに撮った写真など

R0016394

R0016406

R0016423

R0016399

R0016415

R0016429

R0016414

R0016446

R0016396

R0016407

R0016463

R0016467

R0016471

学生たちの作品写真はあまりアップしてませんが、大学内の建物内もとても興味深かった一日でした。

 

最後まで読んでいただきありがとう。


You Might Also Like

No Comments

Leave a Reply

CAPTCHA