日本において起こると思われることを3つ考えてみる

2016年11月8日

ちょっと少し先の未来をについて考えてみようと思います。

考えるキッカケは、今年の夏に深圳へいったこともあり、未来について勝手に妄想してみました。

時間軸は5年から10年後、またはもう少し先かもしれません。


1. AIや機械による仕事の自動化とその先に残る仕事

機械学習の進化により、多くの会社や組織で人工知能のエンジンの開発をしています。

これによって、多くの単純な作業の仕事が人工知能が操るロボットなどに奪われ、なくなっていくと言われています。
さて、その先には何が残るのでしょうか?

 

個人的には、「衣・食・住」に関しては、まだまだ発展していくと思ってます。

 

ほとんどのものは人工知能によって作り出されたモノや適切に自動化されたコトに切り替わると思います。特に効率化が図れるような、会社の役所の同じことの繰り返しのような作業やトラックやバスの運用については、機械に置き換わっていくと思います。

 

ただ、人間が直接肌に触れたり、体内へ取り込んだり、自身の環境に近いものに関しては、ずっと人間が飽きることがないように、追求と調整を繰り返し続けると思っています。

 

そして、人間も慣れずに、嗜好が変わっていきます。

 

例えば、歴史を振り返ってみると、衣服は環境や生活様式や食文化に合わせた形で変化をしてきました。またそれと同時により快適に過ごせる手段を見つけてきました。

 

現在の人工知能の力では、過去の経験や情報から算出した値で、快適性を考慮して作り上げることができると思います。

 

ですが、その仕上がった洋服に関して、人間が「着てみたい!」と、心を揺さぶられるものが作れることはまだまだ難しいのではと思ってます。

現状、人工知能に絵文字を作らせたアウトプットの例:


出典:https://twitter.com/__hisako__/status/688612256070799360/photo/1

なんとなく、どこかでありそうなモノは作られて行くと思います。その品質で十分に快適に過ごせる人々も増えていくと思います。

 

ただ、このどこにでありそうのなモノと、人間が欲していたモノであるためには、より調整が必要であり、この調整に関しては、人間が深く関わっていくことでしょう。

 

例えば、そのモノには、独自のストーリーが存在し、モノに価値がより膨らまされ、手にとってみたくなるような調整がされていく仕事は残っていくでしょう。

 

「欲しかったと気づかせるモノを生み出す行為」とこれらを「作り込んでいくチームや組織」は、これまでと同様に人間が担っていくのかもしれませんね。

 

2. 現金のデジタル化と決済インフラの確立

今年の夏に深圳に行ってきて、WeChat Paymentを利用してきました。

 

日本は紙幣硬貨の信用が高いためか、諸外国に比べ、カード決済手数料の高さや入金日の遅れもあり、リアルな店舗でクレジットの導入が遅れているようですね。あと資金決済に関する法律の整備などもあると思います。

 

が、深圳ではスマホ上の通貨でリアルな店舗(レストラン、コンビニ、タクシー、路上の売店など、ほとんどの店)まで利用できる便利さを体験してしまうと、この流れは全世界へ広がる気がしました。

 

便利な点を挙げてみると、

  • 紙幣や硬貨を支払い金額に合わせるように、財布から出して、お釣りをもらう行為がない。
  • アプリ上で入金支払履歴が分かる。
  • みんなで食事をした後に1人が払った後に割り勘請求がアプリ上で簡単に分割と請求ができる。
  • タクシーでも小銭を用意することなく、アプリ上で友だちではない運転手とも支払が可能

 

利用者にとってはとても、便利でもありますが、販売店などにもメリットがあります。

 

  • 決済内容をデータで紐付け、管理ができる
  • 利用者の決済行為から顧客と結びつくことができ、クーポンの配信が可能。(買ってくれたから、これ送るよ!と、利用者の意識が店舗にある時に送ることも可能)
  • 販売店などはQRコードだけ用意すれば、決済端末を用意することなく、決済を受けることが可能

 

私も一部のメンバー間での食事の支払で、LINE Payを利用し、割り勘を使っています。

この便利さになれると、現金を細かくやり取りして、管理することに、ストレスを感じることもあります。

こういった体験をして、いままでの行為(財布から紙幣や硬貨を選び出して、対価と交換する)でストレスを感じてしまっていることこそ、この流れは避けられないなと感じています。

 

3. 自動車が運転する楽しみから、移動中の時間の奪い合いあになる。(しかも、渋滞が減り、事故が減る)

日本の消費者は、日本の電気自動車や自動運転について、世界と比べて遅れている印象を持つ人も多いです。

海外ではテスラが、電気自動車の量産と販売をすすめ、自動運転についても、少し先を進んでいる印象です。また、中国でもおもちゃのような電気自動車が格安で販売され、街中を走っていたりします。

 

日本でも大体的な販売はまだ少ないですが、法改正や電気スタンドを含めたインフラ整備など、電気自動車や自動運転の普及に向けて、自動車会社各社は世界を巻き返そうと勧めてくると予想としています。

 

また既存の自動車会社以外の会社から、格安やこれまでの自動車の常識を覆す製品が発表されるかもしれません。

 

さて、自動運転が実現する世の中となった場合、こんなことが起きるのかなと考えてみました。

  • 目的地まで音声で行き先をセットするだけ。
  • 運転者は常に自動車の運転に介在する必要はなく、運転以外のことをしてもよくなる
  • 例えば、映画やドラマを見ながら、目的地でのプランを考える。
  • その映画の合間に広告も表示され、その広告に誘導され、目的地の経由地に追加したり、提案されたりする。
  • 移動時間の時間つぶしのアプリやツールで、飽きることなく目的地へ着ける。

 

自動車の運転席の周りには、自動車を運転するための計器類というより、ディスプレイに覆われ、必要なときにだけ計器類が表示されるインターフェイスになりそうです。

運転が必要な時以外は、今のスマホの画面のように、映画をみたり任意の情報を引き出したりと、ディスプレイと接触している時間が増えそうです。

 

その他で起こりそうなことなど、

  • 2020年まで訪日外国人の人数が増え続け、2020年以降は、より地方へ外国人が流れやすくなる。
    • 主要都市への訪問回数が飽和に向かい、より日本らしさを求めたツアーや地方からの誘致が増えると予想
    • よりローカルを好む訪日外国人が増え、宿不足による民泊の増加
  •  VR/AR/MRのB to B産業への導入が進む
    • 医療現場での導入(遠隔手術や治療)
    • 建築物の完成予想や指示手段

 

1-2時間ぐらいで思いついたことを書いてみました。まだまだ書くのは苦手だなと思いました。

でも、この先の未来も楽しめそうで良かったです。

 

よかったら、みんなで妄想しませんか?


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