家の近くに宿場があることを最近知りました。
前回のエンジニアさんがいなくてもGoogle Data Studioでダッシュボードを作ろうの続きです。
淡々とデータをGoogle Data Studioへ投入し、グラフ化していきます。
前回のグラフから読み取れた内容について確認をしてみます。前回の内容は下記の通りでした。
東京都の離婚件数が多かったので、都道府県毎に人口千人当たりでの離婚件数はどのようなグラフになるか、Google Data Studioで作って確認してみる回です。
その流れで婚姻データも取得してグラフ化してみたら、離婚件数が多い都道府県であった東京都がもっとも幸せを生んでいるのでは?といったグラフになりました。
今回は3つのグラフをつくったので、順に説明していきますね。
今回もデータはe-statの人口動態統計データからグラフ化してみました。
作成したGoogle Data Studioのシートはこちらです。(要Googleアカウント)
人口比率からみる離婚の割合
離婚件数の数では、東京都が1番多かったのですが、今回の人口千人あたりの離婚数をグラフ化してみると、
- 近年(1995年以降)は大阪府が離婚数が他の都道府県とくらべて多い
- 北海道は1965〜1995年ごろまでは他の都道府県とくらべて高く、近年も大阪府と同じぐらいの離婚の割合である
- 鳥取県は2014–2015年の数値が他の県と比べて逆の推移をしている
といったことが分かります。
東京都では人口が多く、離婚の前に、そもそも結婚する人が少ないのかな?と思ったので、婚姻のデータについても確認してみましょう。
人口比率からみる婚姻の割合
当たり前ですが、離婚は婚姻関係を結んでいる人だけが離婚ができます。
なので、この母数となる婚姻の数が分からないと、そもそも離婚が多いのか、少ないのかも分からないと思います。
ということで、婚姻についてもグラフ化してみました。
- 1965年以降から東京都と大阪府の婚姻の割合が他の都道府県と比較して多い。
- 1990〜2000年までは婚姻の数は微増し、2000年以降は減少してる。
- 現在、北海道のと鳥取県の婚姻の割合は近い。
- 1965年頃と現在を比較してみると、婚姻の数が半減している。
と、いったことが読み取れますね。
離婚と婚姻の比率
離婚と婚姻のデータがあるので、1,000人当たりのデータで離婚と婚姻の比率はどのようになっているか見てみましょう。
離婚÷婚姻といった形で計算し、その結果でグラフ化してみます。数値が大きいほど、離婚の割合が高いです。
- 全体的に右肩上がりで、過去に比べて離婚の割合が増えている。
- 北海道は婚姻の数が少ないが、離婚の割合が他の都道府県とくらべて多い。
- 東京都は他の都道府県に比べて、値が小さく、離婚の割合が少ない。
おわりに
前回、東京都の離婚件数が多いといったグラフでしたが、今回の人口比および婚姻との関係をみると、
- 人口比でみると、離婚が多いのは大阪府と北海道である。
- 人口比でみると、婚姻が多いのは東京都である。
- 離婚と婚姻の割合でみると、東京都はもっとも離婚の割合が少ない。
と読み取れました。
件数ベースでみると、「東京都って離婚が多いな〜。」って思っていましたが、人口比で見た場合は他の都道府県とくらべて、離婚の割合は少なく、婚姻の割合は多いので、東京都は婚姻=幸せを生みやすい場所なのかもしれませんね。
次回は離婚の経済の波との関係をグラフ化してみようと思います。
参考サイト
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