ユーザテストを1ヶ月で立ち上げた話@HCD-Netフォーラム2015

2015年6月9日

5月31日にHCD-Netフォーラム2015のS4「これらのHCD/UXD」でライトニングトークをしてきました。

5分という短い時間で伝えきれなかったことを含めて、こちらに記載しておきます。

ライトニングトークの内容

パネルディスカッションと登壇者が豪華な顔ぶれで参加者としてもとても楽しめました。

 

より良いアウトプットのために新しい流れをつくる

発表した内容は、HCDのプロセス中心で回している話ではなく、本当に一部分を切り取った話です。

数百人の組織に対して、新しいプロセスや手法を独りで推進していくことは、様々な障壁が多く、多くの立場が違う人達と会話をし、職種が違う人達と一緒に取り組んでいく必要があります。

それらについて、「問題を見える化」、「解決の道すじ」、「場をつくる」といった流れをピックアップして簡単に説明しました。

ゴールに対する個人的な想い

ユーザテストをプロダクトチームが主導で回せる

まずこのゴール設定については、特に会社の業務や部門のミッションとして一切任されていません。ただ、会社全体の業務を俯瞰してみたり、他社との情報交換により、必要性を強く感じ、解決へ向けて1歩でも踏み出すべきと感じていました。

そのため、プロダクトチームへ提案の上、水面下で実施していきました。

ゴールの共有化を意識しつづける大切さ

業務に関わっていないプロダクトに対して、業務外の時間を使い推進していきました。ある人からは「なぜ、ここまでやってくれるのか?」と質問をされたこともありました。

これは純粋に、「良いプロダクトを無駄な遠回りをせず作っていきたい」に尽きます。この想いを共有し、繋げていくことで、様々な方々の協力を得られることができました。

無駄な遠回りとは?

10年ぐらい前、エンジニアとして開発業務をしているころ、「なぜ、これを作っているのか?」、「果たして使いやすいのだろうか?」といった疑問や議論が生まれてながらプロダクトを作っていくことがありました。そして、かなりのハードワークな案件でどんどん人が居なくなっていく・・・。

無事にサービスローンチ後に、想定通りに使われないケースが多く発生し、大幅な実装変更が発生する。

そして、また人が居なくなる。を繰り返すとある現場。

これは1つの理由に過ぎませんが、人が疲弊していなくなっていき、しかも、使われないサービスを提供しているといった最悪の経験を少なくしていきたい。といった強い想いが昔からありました。

やり方は1通りでなく、その現場での落とし方を感じながら進める

スライドの最後にも書いたのですが、悩んだら色々な経験者に相談をするべきだと思います。また得た情報を鵜呑みにすることなく、何をすべきか、何をしないべきか自ら判断し、進めていくか。
そこは私も大いに悩みました。

ただ、悩んだ時にも相談し合える仲間がいたことに救われ、達成することたできました。
なので、不安になったら相談しましょう。誰かに伝えると整理できることも多いと思ってます。

おわりに

今回はライトニングトークでしたが、概念的というより、具体的な話を簡略にまとめてお伝えする場としました。

ただ、こんな綺麗に段取りよく進んで行くわけではないので、これから組織に対して、何かを推進したりする方々の1つの参考にでもなれば幸いです。

R0017848-960

東海大学高輪校舎までの途中

 


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