2018年のふりかえりと2019年に向けて

2019年1月1日

いまは、2018年の大晦日。1年で撮影した写真を時系列で眺めながら、その時期にどんなことをしていたのか、何を考えていたのか、振り返っている。

雑多にあったことを記録として挙げてみただけなので、興味があればどうぞ。

 

1月から3月:長期案件のリリース

2018年のはじめは、オーバーキャストとしての案件の色々なリリースに追われて、様々な作業をし続ける時期を過ごしていた。

約10サイト分のドメイン変更&サイトリニューアル&サイト移行など、SEOを気にしながら、最低限の作業で終わらせる方針で進めていたが、本当に大きな問題もなく、無事にリリース。もう何屋か分からず、色々とやりました。

リリース当日は朝まで作業をして、そのままイベントのリハへ足を運び、夕方から中国深圳へ予想外に知らない人と行くという、刺激的な一日を過ごした時期でもあった。

おみくじは大吉

昨年から支援していたリブランディング

2度目の深圳

深圳の無人スーパー・無人コンビニの体験記(百鮮Go・WellGo)

 

 

4月から6月:新たな役割や仕事

某アパレルメーカーからリニューアルのRFPを求められ、一般的な要求事項よりも、なぜこう考えたかといったストーリーを重視のみで提案書を返したもの、案の定通らず。やっぱり王道に合わせるべきか悩みましたが、絵に描いた餅よりも地に足の着いた提案を正しくしていくといった、当たり前で進めることを優先していることを決断した時でもあった。

仕事の役割も変化し、プロセス整理の視点も持ちながら、現場で動いていた。

鳥取のこのカフェはおすすめ

HAKUSEN

miepump coffee shop

W杯

直前の監督変更など、モヤモヤが残るW杯入りでしたが、結果は惜しかった・・・。

PMから実装まで幅広く

PMはチームを下から支え、雑用係と何度も伝え、そういった感覚が合う人達が一定層いることも良かった。

マネージャーという名前の意味は複数あると思うので、現場で実践しながら揃えていきたい。

「管理する」と「マネージメント」という言葉は同じ意味で使ってよいのか?

 

 

7月から9月:忙しさと癒やしの両立

前職のつながりから、勉強会の登壇をお願いしたり、お台場のチームラボボーダレスへ遊びに行かせてもらったり、英語がしゃべれないことが致命的にチームに負荷を掛けたり、仕事が忙しくなったりと、これまでの仕事の中で、Top5に入るぐらい忙しい時期であった。

そんなこともあり、急遽、前日に思い立ったように宿をとり、小旅行をしにいったりもした。定期的に温泉と自然の癒やしが必要になってきた年頃かもしれない。(それぐらいしないと、バランスを取れなかった時期でもあったのだけど、良いリフレッシュの仕方を学んだ)

チームラボボーダレス

すべての作品を案内してもらえて、理解が深まった

ミンツバーグのマネージャー論

この時期はミンツバーグの書籍を読み漁っていた。アート、サイエンス、クラフトの3軸の重なり合いなど、ぱっくりと分かれることができない曖昧性を良しとするところが好き。ベクトルは違うが、この3軸の広さと強度と情報の流通度が求められていると感じている。

自然

箱根は車で1時間ぐらいと近いので、毎年、温泉へ宿にいっている。自然が多いのがいいのだが、今住んでいるところも、夏にはセミやカブトムシが飛んでくるところなので、大差はないかもしれない。

森林浴

貸し切り宿

フォントもデザインされて良い

出演したかったライブ

出れずに断ったライブ

Maker Faire 2018 Tokyo

毎年、遊びにいっているけど、ごった煮感が面白くて好き。2019年も行く。

ファミコンをつかったノイズ発生機とか良い

 

 

10月から12月:移動と仕事と会社のまとめ

仕事などで名古屋、京都、福岡、広島、台湾、深圳など、毎週のように違う場所にいっている時期もあった。

深圳へは、2018年に2回も行くことができ、これまでと合わせて3回もいっていることになる。(後日、3回目のまとめをアップする)

毎年の京都に会社として講義をさせてもらい、素晴らしいデザイン会社でご飯も美味しく充実した会であった。その後も、お世話になっている会社で、間借りさせてもらいながら仕事をしたり、夜にも色々な人達と合うことができて、良いツアーであった。

勉強会の内容は、会社として、センスとロジック、内容と関係など、これまでやってきた内容を纏め良いきっかけになったこともあり、メタ視点では同じ思考で進んでいると認識できた。(普段の会話では似たような内容をしていると思っているが、私が一方的に質問して、噛み砕いてもらっているだけかもしれない。)

仕事の方も一段落を迎え、少しだけは落ち着いた年末を迎えられた。

京都&東京ツアー(勉強会)

会社の実施していることをまとめるきっかけにもなった勉強会。

毎年、京都のみなさまにお世話になっております。m(_ _)m

3社合同勉強会を行いました!~ブランディングについて~ by 株式会社おいかぜ

3社合同勉強会を行いました!~ブランディングについて~ by Marble.co

京都のMarble.coさんのオフィス

この日の京都の夜のクラブメトロに出演している人達と繋がっているとは。。。

[ Sansan ICE BREAK Vol.1 ]ブランドデザインのためのコンセプト設計 – connpass

Sansanさんのオシャレなオフィスで勉強会

各地で仕事

地方での仕事や移動中の仕事も少しあったので、2019年もこういった機会を増やしたい。リモートでどこまでディレクションができるのかといった部分への挑戦でもある。

また、海外へは3回しかいけなかったので、ここも回数を増やしたい。

はじめての福岡

 

台湾

スルメイカが破裂します

はじめての中洲

広島のビール屋

会社の忘年会

年末に掛けて、色々なことがバタバタしたこともあり、1年のふりかえりとして、インターンも含めて、ゆっくりと忘年会をした。

できていることと、できていないことがはっきりもしたので、2018年は反省して、2019年に活かしたい。

色々と落ち着かずの忘年会

 

 

2019 年に向けて

前職を退職してから、2年間が経った。

この2年は、ギリギリまで働くといったところを目標に、不安定な環境に身を置き、判断と決断を続けていける場を選んできた。

信じていることは「領域などなく、価値を生み出したり、届けたりするために、役割の分担だけがある」といったことだけだ。

過去、ある会社に在籍していた時、目標評価面談で、当時の部門長からは「マネージメント or スペシャリストのどちらかを選択しろ!」と迫られて、私は「それはおかしいので、両方を横断しながら進むべきだ!」と伝えたが、全然理解されなかったため、面談のゴールにたどり着くこと無く、両者とも平行線をたどり、後日、何度か面談の設定をされたことがあった。

たぶん、この時は、管理という立場の違和感と現場の状況を理解できない管理者といった2つが受けいられることができなかったんだと思う。

この感覚は間違っていないといったことを2018年は何度も確認ができた良い年でもあった。

過去の決断は未来でしか、その結果を解釈できないことは多く、これは今という時間に得た新しい情報を過去に照らしあわしているからであると思っている。
読書もそうであるが、過去に難しく感じて読むことができなかった本が、現在の自身の経験に照らし合わせることができて、より身に入ってくることがある。(『エクリ叢書 I』のあとがきより)

自分自身のスキルや感覚の拡張を、生きている間にどこまで広げて、深めることが出来るかというのは、人間にとって平等に与えられた権利でもあり、未来が明るく見える1つの方法なのかもしれないと思っている。

そのためには、今までよりも柔軟にアップデートできるように、努力をしていこうかと。(休まること無く、大変ですね・・・。と心の声)

そして、1人ではなくチームを効果的に作っていくといった場面に出会うことは、今後も増えていくと信じて。

チームはバンドのメンバーようであり、一緒にジャムれるかは、やっぱりグルーブに影響するなと思っていて、こういった流れは今後も加速するかなと思っています。

 

 

年末のNHKの再放送でスケボーに乗って去っていく哲学者

 

 

年末に実家に帰り、これを書きながら、久しぶりにNHKのマルクス・ガブリエルの再放送を観たのだが、

「世界という全体はなく、個別なものが重なり合うだけ」

といった言葉が、きっぱりと割り切れることの方が少なくなった今を表している気がしている。

これは先に述べた、「領域などなく、価値を生み出したり、届けたりするために、役割の分担だけがある」といった部分で、かっちりと分担できないものはすべきでもないと思っている。

この曖昧性や不安定さを楽しめないと、この先は辛い時代になっていく気もした。わかりやすい世界であればあるほど、つまらなくなる。

デザインとアート、テクノロジーとサイエンスなども、それといった分類することに意味があるのかといったぐらい、曖昧なものであり、重なりあるものであると思っている。

 

そんなことも考えながら、2019年もよろしくお願いいたします。

 


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