オンデマンド配信ではなくBlu-rayで映画を観るとさらにハマりやすい私

2016年11月9日

写真と本文はあまり関係ないです。写真は久しぶりに「射的」をした記念です。

Netflixなどのオンデマンド配信の熱中のしやすさ

ここ数年、HuluやNetflixの月額課金で好きな時に映画をみたりできる、オンデマンド配信を利用している人が増えていますよね。

正確にはオンデマンド配信に費やす時間が増えてきていますね。

5分以上の利用者数の推移をみると、TV局系のVODは117万人増加、SVODは67万人増加しています。平均利用時間に関しては、TV局系は2014年11月時点では2分であったのが2015年11月には12分に、SVODでは5分であったのが31分になり、利用時間の大幅な増加が見られました。

参考:http://www.movie-times.tv/topic/8058/

 

私も先日、ウォーキング・デッドのシーズン6を観ましたが、あのラストシーンを観終わり、シーズン7までこの状態を忘れたい(思い出したら、その先を観たくなってしまう)状態です。

 

空いている時間帯にどこからでも観始めることができるのが便利ですね。

 

あと、一つのストーリーが終わると、エンドロール中に次のストーリーをオススメしてきて、自動的に流れはじめるといった、観た人の余韻に漬け込む仕組みも素晴らしいですね。
たまに、そのまま寝落ちして、どこまでストーリーが進んでしまったか、わからないこともありますが。。。

 

ツタヤでレンタルしたBlu-rayを観たら、より作品に引き込まれた

100円レンタル期間だったこともあり、久しぶりにBlu-rayをTSUTAYAでレンタルして、今頃ですが「オデッセイ」を観てみました。

 

知っている人も多いと思いますが、火星に取り残された主人公が頑張って生きるストーリーです。
(ネタバレしないように書きますね。)

 

本編は2時間を超える大作なのですが、SFとか宇宙の話や絵が好きな私にとっては、最後まで飽きずに楽しむことができて、満足でした。

 

本編終了後、Blu-rayだけの特典映像があることに気付き、それも続けてみました。
特典映像はこのような内容でした。

■映画化への道のり
■キャスティングと衣装
■NGシーン集
■アレス3:明かされる真実
■アレス3:別れの挨拶
■適性検査
■アレス:史上最高難度のミッション

■アレス・トレーニング
■マークの生還を祈る人々
■オリジナル劇場予告編
■プロダクション・ギャラリー
-地球
-ヘルメス
-火星

出典:http://www.foxmovies-jp.com/odyssey/

 

DVDなどのパッケージングになると、映画化への道のりやNGシーンは、収録されてることが多いと思います。

 

興味深かったのは、サイドストーリーとして、本編の火星からの救出作戦に関するドキュメンタリー番組が作られていて、「明かされる真実」では、今だから語ることができる暴露話や人間関係に迫るトークを、本編の登場人物が語っているのです。

 

この面白いところは、映画の物語に対するドキュメンタリーであり、映画の登場人物に対して、

  • この時しぶしぶその決断をしたんだよね?
  • 本当はその決断をしたくなかったんだよね?

と、映画を観ていた人が感じていたことを、根掘り葉掘り浮かび上がらせる質問を投げつけたりします。

 

その問いに対して、時間を少し置いてから答える登場人物たちを観ていると、

 

「おい、その時の微妙な表情は違ったのかよ!でも、少しぐらい判断に迷ったんだろう?それとも私の解釈が間違っていたのか?お前、そんな奴じゃなかったなかったはずだよ。」

 

と、勝手に私が物語を通して感じていた人物像とこのドキュメンタリー内で語られる人物との間に「ギャップ」が生まれてきました。

 

この「ギャップ」に気づくことで、「本編を観ている時に、なんで私はそのように考えてしまったのか?」と、再び、自分の記憶を巡らせることになります。

 

そうすると、本編が終わった後にも関わらず、「あのシーンでの悲しい表情は、実は辛かったんだろうな。」と、より深いところまで感じとることができ、登場人物の気持ちに寄り添え、その人物に対するイメージが変わることがありました。

 

たぶん、映画本編ではシーンとして見えている部分の言動で、解釈して、感じ取ることが多かったのです。

 

登場人物が心境を語ることによって、背景の事情だったり、状況をもう少しだけ知ることができ、共感する部分が見つかるきっかけになったのだと思います。

 

そのドキュメンタリーを観終えると、その登場人物や本編をさらに好きになっていたのです。

 

ファンになる仕組みに近いのかもしれない

この流れと似ているなと思ったことがあります。

CDの初回特典版には特別感があるモノが付いていたりしますが、最近だとコンサートで開演前や終演後にアーティストのグッズを購入したりするきっかけも増え、コンサートを主催する側もグッズに力を入れたりと、サブのコンテンツが増えていますよね。

参考:http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20150515/1064488/
(コンサートを例にしてみると、メイン=コンサート、サブ=グッズです。)

 

あるコンサートへ行って、コンサートの前に物販でグッズを購入し、帰宅中や自宅でそのグッズに触れ合うと、メインであるコンサートの当日の状況を思い浮かべたり、またそのアーティストのことを考えたりと、そのアーティストとの「接触時間」を増やすことができますね。

 

「接触時間」が増えれば増えるほど、考えるきっかけは増えることになっていき、ファンになっていきやすいのかなと思いました。

 

ということで、まとめてみると

何かメインとなるモノを作って届ける時は、

  • メインとなる要素を作る
  • 伏線となる要素を前後においてあげる
  • それらを繋げてあげる
  • 結果、「接触時間」を増やしてあげる
  • 好きになってもらうきっかけが増やせる

と、意識してみるのもいいのかもしれませんね。もちろん、メインの要素を好きになっていもらうことは最も大切ですね。

 

「オデッセイ」の特典映像のドキュメンタリー編も、脚本ありきで作っている物語なので、見事に企画者の意図にやられてしまった1人ですね、私。


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