「中国の深圳がやばい!(Blog)」という話を同僚の澤田さんことshaoさんから何度も聞かされ、そこまで言うのなら、体験した方が良いなと思い、この夏の終わりに行ってみることにしました。そのツアーをメモとして纏めておきます。
目次
今回、8月25日(木)〜8月29(日)の4日間に「深圳のスマートシティを体験する」と「ハードウェアベンチャーを見学」を目的としたツアーに参加しました。一言で感想を書くと、「日本、ヤバイね・・・。(深圳の方が進んでいる・・・。)」といった落胆感があった旅でした。
ざっくりな全体の行程
こんな感じで行ってきました。
- 1日目:羽田→香港→深圳→Makeblock
- 2日目:SeeedStudio→JENESIS
- 3日目:華強北→深圳書城
- 4日目:蛇口からフェリー→香港国際空港→成田(私だけ)
羽田で手渡された「ある書類」
1日目の集合時間は朝の7時過ぎ。
今回のツアーは各自同じ便の飛行機チケットを取り、出発ゲートで集合しました。そしてshaoさん登場後に、いきなりこの1枚を手渡されました。
今回は羽田から香港へ飛び、そこから車で中国入りして、深圳へ向かいます。なので車のまま中国大陸へ入ります。
そのために、わざわざこの中国への入国に必要となる書類を事前に準備してくれました。
「車の中だと書きづらいから、飛行機の中で書きましょう!」
shaoさん素敵です。彼は今回が4回目の深圳とのこと。
出発前のみんなの様子
このメンバーと香港国際空港でもう1人合流し、計6名で4日間の旅です。
香港の空港からはワゴン車で移動
香港に到着後、Simカードも準備万端なshaoさんのお陰で無事(?)に通信でき、空港からは乗り合いバンのアルファードを結果的に貸し切り、ホテルまで移動します。
途中にある中国の入国審査待ちで車が混んでいたのですが、ほとんどの車がアルファードでちょっと驚きました。これらの乗り合いバンには、ナンバーも中国用と香港用の2枚が取り付けられていました。
Makeblock社へ向かう
深圳でのはじめてのタクシー
ホテルへチェックインした後に、タクシーでMakeblock社へ向かいます。
タクシーでもshaoさんの中国でのサービス案内は続きます。
例えば、この中国の地図サービスを提供している高徳地図のカーナビモードの素晴らしさなのですが、、、
普段、日本ではGoogleMapをカーナビとして利用していますが、現地ではこのアプリで地図を調べたり、行き方を調べたりしました。
GoogleMapとくらべて、高徳地図では下記の点が良いなと思いました。
- いまの位置から混雑するまでの距離が視覚的に分かる。(例えば586メール先とメートル単位で具体的に表示される)
- 右端の縦のバー表示で全体の行程内での渋滞位置などが分かるので、マップを広げ直して全体表示をして、渋滞箇所を把握する必要がない。
- 曲がり角の案内表示がとても丁寧(ほとんど拡大表示される)
- 自車の現在のスピード表示がされ、法定速度よりオーバーしていると赤く表示されるっぽい。
中国ではGoogleMapを使うことができない分、独自の発達をしているのでとてもおもしろいです。(もう6-7年前からこんな地図が提供されている世界)
タクシーの支払は微信支付(WeChat Payment)
渋滞もあり、30分ほど掛かってしまいましたが、無事にMakeblockの近くにつき、タクシーの運転手から支払を求められました。
日本のタクシーだと、現金 or クレジットカード or 電子マネー ぐらいしか選択しが、ありませんが、ここ、深圳ではアプリで支払ができるのです。
shaoさんが運転手へ「微信支付」と伝えると、運転手は自らのスマホを差し出し、Wechatの自分のアカウントに紐付いたQRコードを表示しました。
shaoさんがそのQRコードをWechatでスキャンし、支払金額を確認の上、支払処理を行います。この支払処理はクレジットカードのような通信待ちもなく、支払ができ、とてもスムーズに行われていることに驚きました。
今回、4日間で何度かタクシーに乗る機会がありましたが、スマホを持っていなかった運転手(年齢層高め)の1名だけがこの支払ができなかったのですが、その他はこの支払方法で済ませることができ、とても便利でした。
そしてMakeblock社に到着
今回訪問した1社目は、Makeblock です。
Makeblockは一言でいうと、LEGOのマインドストームをもっと安価にして、拡張性を高めたロボットキットを作っている会社です。パーツだけで500種類以上あり、自由に組み合わせて、プロトタイプを作りながら、ロボットの機構や制御を学べるツールです。
Arduino互換基盤で動いていて、制御はScratchのようなビジュアルプログラミングが可能なツールを使います。そのため、子供から大人まで学びやすい仕組みとなっています。
またArduinoというと、電子部品のハンダ付けをしなければいけないと思うかもしれませんが、上記の動画の通り、パーツとなるモジュール群をモジュラージャックで繋ぎ合わすことができ、いつでも取り外しができ、配線のし直しが出来るのが魅力でした。
(ブレッドボードを使って、導通確認などせず、気軽にモジュラーケーブルで配線を試すことができ、そして電子パーツを飛ばす心配もないですね。)
受付横のデモルームにはこのようにパーツが沢山掲げられていたり、
実際にいくつかのロボットが展示されていました。
スタッフの方がロボットを動かしつつ、このロボットはどのようなパーツで構成されていて、何ができるかなど、説明をしていただきました。(日本語が話せるインターンの子もいました。助かりました。)
今回、深圳へ来る前に高須さんの本を一読してきたのですが、そこにも記載されていたSTEM、STEAM教育の流れもあり、子どもたちに手に届く形(実際には両親や教育機関が購入)でものづくりを学ぶ手段が提供されている今が、とてもよい環境であり、このような機会を提供する会社も若い人たちで動かしているためか、とても夢があり、パワフルでした。
ご案内してくださったお二人。
社員は20〜30代が多く、社長も30歳とのことでした。また、昨年と比較し、社員数も2倍になり、組織的にもMakeblockはぐんぐん大きくなっているようです。
日本でも購入が可能で、amazon か スイッチサイエンスで購入ができます。
Makeblock社のみなさま、色々とご案内いただき、ありがとうございました。
さて、この後は初日の夕食に向かいます〜。
続きはこちら
参考:ホテルからMakeblockまでの道
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