ツアーも終盤になり、3日目は世界最大の電子街と言われている「華強北路(ファーチャンペイ)」へ行ってきました。日本の電気街で知られている秋葉原と比べるのが失礼なぐらい巨大な電子街です。もう、これは本当に想像以上でした。
目次
華強電子世界という電子パーツの迷路がある建物
ホテルから地下鉄に乗り、「華強北」という駅でおり、別々に行動していたメンバーとこのビルの前で待ち合わせをしました。
名前からして、何か強そうな気がしませんか?
このビルに足を1歩、踏み入れると、まるで迷路のように電子パーツやリサイクル品のPCや携帯電話、ガジェットを売っているお店が立ち並んでいます。
このビルは3階ぐらいまでフロアがあるのですが、どこを歩いても似たようなパーツを売るお店が、ずらっと並んでいます。
上の写真は建物に入って50mぐらい歩いて撮影したのですが、まだまだこの先にも光景が続きます。
こんな雰囲気のお店がいくつも並んでいます。
これが1つのビルではなく、複数のビルにぎっしりとお店が入っていて、とても驚きました。
一つの店舗は、まるで秋葉原駅のラジオセンター(総武線の高架下にあるお店風)のような、特定のパーツを扱っているお店なのですが、店舗の数が桁違いに違います。
こういった場所を歩くのはワクワクしますよね。昔、秋葉原の秋月電子で「何か面白そうなモノがあるかな?」と探していたころに似ています。
ここへ来るお客さんは、機器のパーツを大量に仕入れに買いに来と思いますが、こんな基盤やパーツ類が多かったです。あと、基盤に載せるチップ類。
仕入れに来ている人たちは、特定のお店で購入しているのか、それとも仕入れによるのか、何を決め手に購入しているのかよく分かりません。売る側としても何らかの差別化をしているのか気になりました。(まったく、電子部品に詳しくない私)
家族でお店番をしていることが多いのか、子供たちも多く、鬼ごっこをしたりと、走り回って遊んでます。
あと、丁度お昼前だったためか、お昼ごはんを店番をしながら食べている姿が多かったです。
1つの建物が巨大であり、どの場所にどういったお店があるのか理解してから移動しないと、たとえ違う建物へ入ったとしても、似たようなパーツが並んでいて、すぐに迷子になりそうな予感がしました。
(ここからは別の建物です。)
LEDの問屋街はキラキラして格好よいが目に悪い
このフロアはLEDの問屋が並んでいたのですが、もう、眩しくてまともに直視するのが辛かったです。写真をいくつか撮ったのですが、LEDの光にピントが合ってしまったりと、持ってきたカメラではまともな写真が撮影できませんでした。
このブログを書くために写真を見返しているのですが、思い出すだけで目が痛いなと・・・。
華強北路でもやっぱりVRが人気
ショッピングモールと同じように広場にはこのようなVRを体験出来る場所がありました。
やはりこういった場所は子供たちに人気なのか、賑わっていました。
5歳ぐらいの男の子もあそんでいます。(ちょっと心配・・。)
小学生ぐらいの男の子がFPSのゲームをやっているのですが、顔が向いている方向と銃を向けている方向がずっと違っていました。本人は正しく遊べているのでしょう。不思議な光景でした。
こちらではお父さんが必死に自転車を漕いでいます。
乗り物系では、VRキットの配線が邪魔で、スタッフが毎回、正しいところへ配線を通したり、スタート時に何度か本人へ正しく映っているか確認しているところがあったので、スタートするまでの手間は掛かりそうだなと思いました。
それでも、中国では日本よりもVRに気軽に触れる機会が多いですね。
スマホのアクセサリなども大量でしかも激安
つづいてはスマホのアクセサリが密集している地域へ移動します。
まずShaoさんがスマホの画面のフィルムを張り替えたのですが、これも価格が想像以上に安いのです。
1枚の値段が日本円で50円以下です。しかも、追加料金を支払うと、その場でお店の人が張り替えてくれます。綺麗に貼れているかはその担当者の力量に左右されると思いますが、ちゃんと画面を綺麗に二度拭きしてからフィルムを貼り付けてくれます。
この価格だと「綺麗に貼る」というより、気に入らなかったら「購入と張り替え」を行うほうがコスパが良さそうですね。
スマホ修理もその場でやってくれるが、作業途中に居なくなる店員
今回のメンバーのAさんは、このツアー前にiPhoneの全面パネルの一部が砕けて、欠けた状態でした。
何店舗かパネル交換の価格を確認しつつ、このお店で修理をしてもらうことになりました。幾らか聞いてみると、30分ぐらいで約5,000円で前面パネルの装換ができてしまうとのこと。
早速お願いすると、店員はあっという間にパネルを開き、細かい部品を外すためにネジを取っていきました。
とても手慣れているようで、手際が良く、作業が早い。なので、安心して任せていました。
iPhoneのパネルまで無事に外したのですが、
突然、この店員がパネルを持ったまま、喋りながらパーツ街が建て並ぶ方面へ消えていきました。後を追っていきましたが、見失いました。ここは巨大な電子街です。
(そして30分経過・・・。)
最初に伝えられた、終了予定時間を過ぎましたが、先ほどの店員が戻ってきません。
ただここで店員の帰りを待つよりは、時間を潰すためにも足つぼのマッサージ屋へ行こうとなり、背面だけのiPhoneを店頭に置き去りにし、私たちはマッサージ屋を探し歩きました。
その後、iPhoneはどうなったのか・・・
マッサージ屋を探したのですが、私のナビゲートが悪く、結局、見つかりませんでした。(高徳地図には「足洗」と書いてあるのですが・・・。)
20分ぐらい周辺を歩いてから、修理屋へ戻ってくると、先ほどの店員が他の機器の修理をしていました。
肝心のAさんのiPhoneはというと、無事に傷一つない前面パネルとなって戻ってきました。途中、心配でしたが良かったです。
私達の予想ですが、分解したがパーツが無かったため、この電子街である華強北でiPhoneのパーツを仕入れに行ってきたのでしょう。
修理完了後、前面パネルが新しくなったiPhoneにフィルムを張ってもらいにいきました。(ここの店員の張替えはとても下手だったけど、良い人達でした。)
数時間、華強北路を散策してみて
あまりにも巨大な街すぎて、全てを回ることはできませんでした。ただ、今回のiPhoneの修理のように、ほとんどの電子機器のパーツをすぐに仕入れることが出来る街となっている深圳。世界最大の電子街を少しだけですが体験できました。
数ヶ月前にこの街へ寄ったメンバーが「前回はGoProっぽいガジェット売り場が並んでいたけど、ほとんど無くなったね。」と言っていたように、売れそうなお店に絶え間なく変化しているのかもしれません。
目新しいお店は、下記のラップトップ用の台を売っていたお店でした。アルミニウムの削りだしのスマホケースやモバイルバッテリなどを売っていました。たまたま私達が訪れた時は、店員が出店作業で商品を棚にならべていました。ここの製品はデザイン性と品質も高く、値段も3,000円ぐらいだったので、飛ぶように売れていました。(正確にはみんなで大量に購入をしました。Xuenairというメーカーで amazon.comにも売っていますね。)
こういった品質の高い製品が、機械で簡単に作り出せるような時代になり、売れると思ったら作り、売ってしまうスピードの早さには感心しました。
「コピーで低品質の製品を作る中国」と、一括りに言ってしまう時代は、とっくに終わっていたと思った日でした。
(つづく)
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